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組織内会計士の日常

組織内会計士の日常を綴っています。

理想的な決算から考える、今後高まる会計士への期待

会計士 キャリア

理想的な決算

経理部にとっての理想的な決算とは、何もトラブルの起きない決算です。波風立たない静かな決算は、胃腸が捻じりあげられるような心労を伴う決算とは対極の決算で、もう少し具体的にいえば、全て事前の狙い通りに進んでいる決算です。経理部に一度でも所属されて、月次なり四半期なり年度末なりの決算を経験をされている方にとっては、そんな理想的な決算を一度は味わってみたいと考えているはずです。

成長させる決算

ただし、そのような理想的な決算は個々人や組織を成長させるものではありません。実際は数々の予期しないトラブルがあり、時間や人的リソースなどの制限がある中で、最善の答えを出すことが求められています。個人的には、そのようなプレッシャーの中で、脳みそに汗をかきながら、最善を尽くす過程、事前の計画・コミュニケーションや検討課題の洗い出しへの後悔、または次こそは改善するという奮起こそが、必要な経理経験であり、それらの蓄積なくして信頼される経理にはなれないのだと考えています。

会計士の未来

翻って、この記事にあるように会計士の仕事は今後なくなるかもしれません。

diamond.jp

 

「怪盗はあざやかに獲物を盗み出す 創造的な芸術家だが、 探偵はその跡を見てなんくせつける ただの批評家に過ぎないんだぜ?」 76話 「コナンvs怪盗キッド

 

名探偵コナンに出てくる怪盗キッドの言葉を借るまでもなく、会計士の仕事を大きな部分を占める会計監査は後追いです。自分自身がファーストペンギンになって答えを出しにいく経理の方とは対照的に、監査人としての仕事は経理の方から出されたものとルールとの比較です。

 

大雑把に申し上げれば、前者の部分のインプットのみが会社によって変わると仮定すれば、その「白紙」の部分以外を埋めた解答用紙さえ用意出来ていれば、人間が答えを出す必要はありません。人工知能で十分対応可能です。

 

 一方でこのような自動化の流れを喜ぶ会計士もいるはずです。新しく監査法人に入られた方は、最初の数ヶ月で「なんでわざわざ会計士試験まで合格して電卓やExcelで検算をさせられなければならないんだ。」と憤りを感じることも減っていくでしょう。

 

個人的には、付加価値のない業務についての負担が免れつつある一方で、より高い付加価値を要求されるような時代になったことは、一職業的専門家としての冥利に尽きると考えています。 

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