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組織内会計士の日常

組織内会計士の日常を綴っています。

上場企業監査人・監査報酬実態調査報告書で覚えておくとよい数字

毎年行われているこちらの上場企業監査人・監査報酬実態調査報告書の2016年度版が会計監査ジャーナルの2月号に載っていました。

「2015年版 上場企業監査人・監査報酬実態調査報告書」の公表について | 日本公認会計士協会

この調査、毎回、非常に興味深く読んでいるのですが、改めて常に頭に入れておいた方が良い情報だけ抜粋してみました。

監査報酬の上位はメガバンク3行

監査証明業務に基づく報酬において、トップは(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ(有限責任監査法人トーマツ)で4,258百万円でした。

stocks.finance.yahoo.co.jp

続いて、(株)みずほフィナンシャルグループ(新日本有限責任監査法人)で3,732百万円です。

stocks.finance.yahoo.co.jp

 

最後が三井住友トラスト・ホールディングス(株) (有限責任あずさ監査法人)の3,331百万円です。

stocks.finance.yahoo.co.jp

 

この3行がトップです。この状況は近年変わっていません。なお、監査証明業務に基づく報酬の最小が5百万円だそうです。この金額では監査できないのでは…

 

上場企業数は3,600社程度で、3月末決算の会社が2,500社、それ以外が1,100社のようです。この構図は3大監査法人が会計監査を担当する数とも似ていて、3大監査法人が担当するのは2,500社、それ以外が1,100社のようです。3月末決算の会社=3大監査法人が会計監査を担当する数というのは、覚えやすいですね。

 

2014年度の3月決算の上場企業においては、平均して売上の0.2%が監査報酬となっている模様ですが、やはり売上の規模、つまりは事業の規模によって、監査報酬も異なるようで、売上が300億を超えないと監査報酬の平均値が1億円を超えてこないようです。

 

最後に日米比較がいつも通り掲載されていました。米の企業数は約2倍の5,500社、監査報酬の平均は日本の61百万円に対して、おおよそ4倍の224百万円と相当に開きがあります。

 

この状況はほとんど変わっていないようですが、東芝の件もあり、より高品質の監査が求められる世論が多い中、どれだけ報酬に反映していけるかは、監査法人に勤める管理職以上の責任でもありますが、同時に、個々人の力量だけでは難しい雰囲気もあります。

 

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