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組織内会計士の日常

組織内会計士の日常を綴っています。

P&G式 世界が欲しがる人材の育て方 日本人初のヴァイスプレジデントはこうして生まれた

前回読んだUSJの方の本に引き続き、今回もP&G出身者の方の書籍を紹介したいと思います。
 

やはり人材育成

P&Gの強みは人材育成です。優れたマーケターを育成できるので強いブランドが生まれ育っていくのです。

P&Gから何を持っていってもかまわない。 人とブランドさえ残ればいつでもP&Gは復活できる。 

 一貫してマーケティングが強いというイメージを持ちがちなP&Gですが、その実多くの出身者が書籍で述べるように、その強みは人材育成にあるのだと思います。

資源もない、労働者人口が減少していく日本においてこそ、人材の質の高さは改めて重要だと感じました。

戦略とは捨てることというけれど

「戦略的である」とは、ある意味で捨てることが上手だということでもあります。

様々な機会で「戦略は捨てること」というフレーズを耳にしますが、やはりこのフレーズだけを聞くと言葉以上に意味が軽く聞こえてしまいます。
 
戦略を捨てるということの難しさはどこにあるのでしょうか。
何かをするということは非常に難しいことです。組織・個人がこれまで築いてきた信頼、自信、実績といった過去があり、それが成功をおさめたものであれば尚のこと捨てるのは難しいことです。
それらを捨て去って未知のものへ投資をしていくのは、非常に勇気がいることだと考えています。それ故にこのリスクを自信を持ってとれる組織・個人というのは数少なく、結果、戦略を作れる方が少ないのではないかと考えています。
 
誰もが電話を再発明したアップルのように画期的な、イノベーティブな製品打ち出す戦略を立てることができるとは思っていません。ただ、組織全体に戦略的な思想を落としこむためには、どんな些細なことであっても、これまでの自分と違った思想で、違った行動をとることが非常に重要なではないかと考えています。
 

長くなりましたが、前提として戦略における実務面の難しさを理解している方がおっしゃる「戦略は捨てること」と、その辺りを体感していない方からの「戦略は捨てること」とは全く違う言葉だと感じています。

地震に試されたP&Gの組織力

P&Gがリーダー人材輩出企業であると言われる所以がどこにあるのかに注目してこの書籍を読み進めていたのですが、やはりその部分大きく感じたのが阪神淡路大震災のくだりでした。
往々にしてリーダーシップが試される場面というのは決してマニアルでは解決できないような場面です。これまで遭遇したことがないような難しい決断が迫られる場面で素早く意思決定が行い、多くの人を巻き込んでコトにあたるのかということがリーダーシップの本質ではないかと考えていますが、まさに阪神淡路大震災のくだりで書かれていたことはその本質通りでした。
 
総じて人材育成について興味のあるの方にもぜひ読んでいただきたい本だと思います。
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