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組織内会計士の日常

組織内会計士の日常を綴っています。

会計士が事業会社の経理部へ転職して驚くこと

会計士 経理

事業会社の経理面転職して数年が経過しました。その中で特に最初の頃に大きなギャップをいくつかの点で感じていました。

その1 仕事が属人的

とにかく仕事が属人的でした。会社によるところも大きいと思いますが、転職した会社では仕事が人についているというよりも、人に仕事が付いているという感じでした。

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私が前任者から仕事を引き継いだときもマニュアルはほとんど整備されておらず、引き継ぎ自体も口頭で行われることがを多かったため、そもそも事業会社で仕事をしたことがない私にとってはかなりハードルが高かったです。 

 

また、後に知ったことですが、私が引き継ぎときに聞いたことは、その型独自のやり方であって、会社が標準的に定めているものではないということがわかりました。後から振り返ってみると、この辺が意外と内部統制の構築にも影響するものだと考察しています。

 会社の規模によらず、人によってやり方が違う、その人しかわからない仕事があるという点は驚きでした。

その2 締め切りが想像以上にキツイ

 締め切りが厳しいというのも驚いた点です。

 

もちろんこの点も会社によるものが大きいのですが、監査法人やコンサルをやっていたころに外から感じていた締め切りの厳しさと比べると、想像以上に厳しいものがあります。 

 

何故かという点を冷静に考えてみればよくわかるですが、経理部が提供する情報は、社内の経営上の意思決定にあたって、その情報の根幹であり、起点になっているためです。

 

損益計算書にしても貸借対照表にしても、公開されるやいなや社内外の様々なステークホルダーに展開されます。社内であれば、経営企画室や取締役等の経営者層、社外であれば会計監査をしている監査法人コンサルティングファームへ情報が提供されます。 

 

会社経営を行う方々がどれほど良い仕事ができるかは、スタートである経理部が出来るだけ早く、出来るだけ正確に情報提供できるかにかかっています。

 

その3 仕訳をきると仕事をしたような錯覚に陥る

 仕訳をきると仕事をしたような錯覚に陥ります。昔も今も、おそらくこれからもですが、仕訳をきることは仕事ではないと考えています。一方で、仕訳の計上という目に見える成果物があると、あたかも自分が仕事をしているような錯覚に陥ります。また、上司やステークホルダーの方も、具体的な成果物でもって仕事の評価をしがちです。

 

もちろん全てを否定するわけではないのですが、経理部として求められるのは実態を正しく表す財務諸表となっているかどうかを適切に反映し、そうでなければ修正することだと考えています。つまりは、評価されるべき成果は、適切か否かを判断する意思決定にあると考えています。

 

まだまだあるが…

やはり数年経過すると思い出せません。良くも悪くも会社に馴染んできたと実感します。

 

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