読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

組織内会計士の日常

組織内会計士の日常を綴っています。

【今週読んだ本】チームのことだけ、考えた。

書評 組織論

下記の本を読みました。最近、組織論で迷うことが多々あって、参考になった部分を抜粋していきます。

 

組織論の欠落はボディブローのように効いてくる

2 0 0 0年 8月 2 3日 、サイボウズは上場した 。松山市のマンションで 3人が創業してから 、わずか 3年と 1 5日 。その日は近所の居酒屋に社員が集まって上場記念の飲み会を開催した 。今まで頑張ってきたメンバ ーをねぎらうイベントになるはずだったが 、ほとんどのメンバ ーが残業のために遅れてやってきた 。心も体も疲れ切った中で 、表向きの笑顔だけがそこにあった 。もう駄目だ 。もっと人を採用しやすい場所に行こう 。つまり東京だ 。 

大阪時代は忙しかったが仕事に没頭できていた 。みんな日々の仕事をこなすのに必死だった 。自分が休んではいけないという使命感に燃えていた 。サイボウズの成長に 、自分の成長を重ね合わせながら 、夢を持って働いていた 。しかし 、東京に来てからというもの 、忙しさはピ ークを越えたが 、仕事への熱心さは失われつつあった 。上場前と上場後はこうも違うものなのか 。いや 、単に組織をマネジメントする能力がなかったのだ 。そんなとき 、サイボウズの売上と利益は激減し始める 。

これはまずいと思いました。仕事で求められる実力と、組織論などのマネジメントとして求められる力量はそもそも尺度が異なるものです(ということが私が理解できたのがごく最近ですが)。

一方で、そのマネジメントとしての力量を補うものがあれば上場できるという現状にも期待が持てました。それを補って余りあるビジネスモデルの強さが必要になりますが。

 

2 6歳で起業し 、 3年後に上場 。私は 2 9歳で上場企業の役員になった 。自分に自信があった 。自分の実力だけでなく 、運の強さにも自信があった 。しかし 、それは勘違いだった 。私は経営がまったくできない 、自信過剰な若造だった 。特別な運も持ち合わせていなかった 。上場企業の社長どころか 、数人の部下を持つことすら危ういスキルしか持っていなかった 。

また、組織の強さ・弱さが売上などの目に見える形に反映されるのは数カ月から数年の時間を要します。そういう意味では、一朝一夕で組織が強くなることはありえず、逆説的ではありますが、上場においては「勢い」の有無が、組織の強さ以上に重要な気がします。

理想を掲げるのがトップの仕事

 『松下幸之助日々のことば 』という本が置いてあった 。松下幸之助氏の名言を 3 6 5日分まとめた本だった 。なんとなく手を伸ばして開いてみた 。藁にもすがる思いだったのかもしれない 。その本の最初 、すなわち 1月 1日のところにこう書いてあった 。 「本気になって真剣に志を立てよう 。強い志があれば事は半ば達せられたといってもよい 」 。頭に雷が落ちた気がした 。最初に書いてあるということは 、これが最も大事なことなのだろう 。 「真剣 」という言葉は 「真の剣 」と書く 。つまり 、うまくいかなかったら死ねという意味だと理解した 。 「真剣 」という言葉が何度も自分を刺した 。果たして自分は真剣だったのだろうか 。失敗したら死ぬつもりで取り組んだのだろうか 。答えはノ ーだ 。明確にノ ーだ 。 「私がサイボウズについて一番詳しいのだから 、私が社長をすれば何とかなるだろう 」くらいに軽く思っていた 。

私が次にやるべきことは明確だ 。このサイボウズという組織における 、全社共通で最高最大の理想を決めることである 。成立条件はただ 1つ 。サイボウズのメンバ ー全員が 「そうなりたい 」と思えること 。高い理想でも低い理想でもかまわない 。全メンバ ーが共感できる理想であれば 、一体感を持って目指していけるはずだ 。

理想を掲げるというのは、組織のトップとして重要な仕事の一つですね。

理想と現実との間には大きな隔たりがありますが、それをマネジメント層の一つ下ぐらいに渡して、経営層の候補生として頭抱えさせながら鍛えるのが重要だと最近思っています。

 

f:id:wasavis:20160811162821j:plain

 

kurorogucpa.hatenablog.com

 

にほんブログ村 士業ブログ 公認会計士へ