組織内会計士の日常

組織内会計士の日常を綴っています。

40歳が社長になる日

この方の著作、結構好きなのですが、2冊目が出たようなので早速読みました。

40歳が社長になる日(NewsPicks Book)

40歳が社長になる日(NewsPicks Book)

 

 

社長候補か否かは30歳で決まる 

これから30代に突入していく20代の方々にぜひ読んでいただきたい本です。働き始めの最初の10年で社長になれるかどうか大きく決まっている、私自身もこの点、非常に共感します。

自身の経験として、修羅場の数が相当あって非常に良い経験を積めた実感のある20代でしたし、現在所属する会社でも若年層のサクセッションプランニング非常に盛んに行われており、それが経営の最優先課題として扱われています。

サクセッションプランニングのリアル

サクセッションプランニング、抜擢と選抜、非常に聞こえはよいのですが、行われているのは結構エグい話です。具体的には、選ばれた人と選ばれなかった人というものが誰の目にも明らかな状況になっています。ちなみに、選抜された方は一様に喜びそうなものなのですが、選ばれなかった方の目線などプレッシャーや負の感情もあり、選ばれなかった人のほうが幸せそうに見えることもしばしばです。当たり前の話ですが、組織としては選ばれない人のほうが圧倒的に大多数ですからね。

 

この選抜された母集団は数年間かけて入れ替わりもあり、外部からそのラインに乗ってくる人もいるようです。なぜこういうサクセッションプランニングが必要なのかについてはこの本で述べられていますが、非連続の成長がどの企業にも必要になったからです。成熟時代を迎え、不確実な状況下で事業成長が非常に難しくなっている現代では、イノベーションを必然的に創出する必要があり、必然的にそのような状況で経営手腕を発揮できる人材を開発していくことが経営課題となっています。

10年後は40歳が社長じゃないかも

未来は極めて不確実であるということが本社の前提になっています。1985年生まれの社長が2025年に多く誕生すると述べていますが、ひょっとすると2025年には、「2035年には30歳社長が多く誕生する」という予測が出てくる可能性もあります。また、そもそも個人と会社との関係性が雇用関係ではなく、業務委託など異なる契約関係で結びついている可能性もあります。少なくとも、過去の企業慣習が壊れる方向性は間違いなく、若年層ほど未来が明るそうです。

社長になるための処方箋は「場数を踏みまくること」

本書では、20代の社内異動で3つのポジションを経験するということを薦められています。その場合、グループ会社、出向など、全く違う業種、全く違う職種の仕事だと尚よいと。

 

結構同意です。私自身もこれまで2ー3年毎に自分自身の職種サービス変えてきました。もちろん偶然変わったものもありますが、その偶然を一定程度の確率で起こすための準備は常に行ってきました。本書で述べられているとおり、

キャリアの致命傷にならないある意味リスクフリーな状況で、たくさん場数を踏める20代は重要です。そこで、どれだけ来い場数を踏めたか。それが未来を大きく分けるのです。

私は雇用契約を結んでいる組織以外で複数の仕事を持っています。兼業が認められる風潮にはなってきましたが、実際にやってみると大変です。明らかに一般的ではない働き方をしているが故の風当たりの強さや、複数の仕事を全力でこなすための調整、増え続ける依頼に対してレピュテーションを損なわないように断るための所作、仕事の重い軽いはさておき、複数の仕事を持っているだけでも相当の修羅場が自然とやってきます。 

kurorogucpa.hatenablog.com

なぜ複数の仕事始めたかといえば、数年前から自身の成長が鈍化し始める予測があったからです。さすがに数年仕事をしていると、どれぐらいの期間でいまの仕事をキャッチアップできそうかはわかります。とすると、その仕事で得られる伸び代も同時にある程度見えてくるわけです。その予測の精度は今と過去の仕事がどれぐらい関連しているのかによります。私の場合は、すべてFinance関連の仕事だったので、やったことがない業務でも、かなり正確にどれぐらいの期間でキャッチアップできそうか見積もることができました。

 

運よく、想定どおりに、別の機会を得ることで自身の成長を止めずにすみましたが、強く思うのは自身の成長が鈍化したと思ってから動くのでは遅すぎるという点です。最近、色々な方のキャリア相談を受けていて非常に痛感します。

30代チャンス、大企業チャンス、経営トップチャンス

30代チャンス、大企業チャンス、経営トップチャンス。選べることなら私もこの世界に生まれたかったと思わせるほどの「三大チャンス到来」世代になるのです。

不確実性を楽しめる人にとっては非常に楽しい世の中になってきたとつくづく思います。

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