組織内会計士の日常

組織内会計士の日常を綴っています。

非常勤の監査パートをしている方の年収イメージ

このブログでは下記の記事のアクセスが多くなっていますので、続編を書いてみたいと思います。皆様お金の話が好きですね! 

独立のリスクに見合わない年収

周りの方々から聞いた金額による推定ですが、年収1,000万円台のようです。もちろん母集団のごくごく一部の情報ではありますが、個人的な見解としては、独立のリスクに見合わない年収水準かなと考えています。
 

年収1,000万円の具体的なイメージ

年収(=独立している場合の売上)が1,000万円というのは、250日稼働、時給5,000円の仕事を8時間行うことで到達できます。時給5,000円というと、会計士ではない方にとっては非常に高単価なように見受けられますが、監査の時給は現在これより高い水準にあり、また繁忙期もあるので、平常時はもう少し稼働を落としても1,000万円には到達します。あと、そもそも実際フルに稼働を埋めると間接的な業務ができなくなりますね。
 
あと、独立している場合の年収1,000万円の手取りはサラリーマンの年収1,000万円の手取りより高くなりますので、実際には後者よりも良い暮らしができる可能性があります。
 

リスクとは収入源の不安定さ

一方、リーマンショック級の大きな経済環境の変化あれば、監査パートはそもそも一気に少なくなるものと思っています。いまはBig4がIPO準備監査を控えるなど、強気の交渉が出来ている監査法人ですが、いったん日本経済が不況に陥るとダンピングを含めた劣悪な収益環境になることは歴史が物語っています。そんな中、真っ先に切られるのは非常勤です。時給に含まれているのは、そういうリスクプレミアムだという認識が必要です。
 

レバレッジを張りましょう

独立している会計士の方にとっては、たまにお手伝いするぐらいならさておき、収入源としては期待しないほうがよい非常勤の監査ですが、もう一つ得られる示唆があります。それは人工(タイムチャージ)からの解放です。
 
監査から派生したデューディリジェンスとバリエーションは会計士に依頼が来るものであり、特に後者は完全にタイムチャージから解放されるものになります。自身の事務所をスケールさせていくのであれば、中心にすべきはこういう仕事ではないでしょうか。
その他、成功報酬型のコンサルティングM&A業務もリスクを張るという意味では重要だと思っています。
 

やっぱり会計士は良い仕事

逆説的には、報酬に見合わない高いリスクがあり、レバレッジが効かない非常勤の監査だけやってても年収1,000万円は目指せるのが会計士です。一般的には、改めて割りの良い仕事だと思いました。